1945年、それまでライトゾーン・ジャケットとして使用されていた"A-2”に代わる後継モデル、"L-2”のテスト・サンプルが生み出されました。
その後、アメリカ陸軍航空隊に正式採用され、L-2シリーズは、"L-2”、"L-2A”、"L-2B”とモデルチェンジをし続け、1970年代後半にCWU-36/Pが生み出されるまで約30年間の長きに亘って、大空を飛翔していました。
こちらは、様々な年代のL-2シリーズのディテールを取り込みつつ、フリーホイーラーズらしいアレンジが施された、シビリアン(民間用)・モデルの“タイプ・L-2”です。
こちらの色は、表地の色は、1940年代に使用されていた"L-2”風のオリーヴドラブですが、裏地の色は、1960年代後期に採用されたレスキューカラーであるオレンジとなっています。
尚、一応リバーシブルとしても着れるように、"CIVILIAN EQUIPMENT"のタグは、ポケット内に縫い付けてあります。
表地は、フリーホイーラーズ別注のナイロン66ツイルを使用しています。
ミルスペックに則ったナイロン生地で、生地の表面には撥水加工が施されています。
裏地は、L-2Bに使用されていた生地と同様の、レーヨン・ウールの生地を使用しています。
縦糸にレーヨンの糸を使用し、横糸にレーヨン・ウールの混紡糸を使用した生地で、ヌメッとした光沢感と、僅かに起毛がかっているのが特徴です。
シルエットは、適度にゆったりした、着やすいシルエットにアレンジしてあります。
肩にはエポレットが付いています。
フロント・ポケットはフラップ付きです。
左袖の上腕には、ペン挿し付きのシガレット・ポケットが付いています。
フロントの裾には、三角形状のストーム・フラップが付いています。
尚、ポケットやエポレットやストーム・フラップに付いている各ボタンは、ドット・ボタンではなく、あえて尿素ボタンを使用しています。
胸には、ホースハイド製のボックス・タグ(本来、酸素ボンベのホースを固定する為のパーツ)が付いています。
衿、裾、袖口のリヴは、全てウール100%製のリヴを使用しています。
尚、袖口のリヴには、継ぎ目の無い、輪編みリヴを使用しています。
フロント・ジッパーと、袖のシガレット・ポケットのジッパーには、黒塗りのウォルデス・ジッパーを使用しています。
また、フロント・ジッパーには、リバーシブル・ジッパーを使用しています。
適度な薄さで、軽くて、風も遮断して、中にもある程度着込めるので、結局これぐらいのアウターがとても重宝すると思います。
タウンユースは勿論、春や秋口にバイクに乗られる方にも、大変重宝してくれると思います。
※着用画像は身長170cm、体重63kg、胸囲91cm、ウエスト82cmの体型の者が、Mを着ています。
※着用画像で合わせているアイテムは、タートルネックロンTのジェットブラックと、S-3フライングトラウザーズのナチュラル×カーキベージュです。
■ サイズ表 ■ |
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肩幅(shoulder) | 身幅(chest) | 着丈(length) | 袖丈(sleeve ) | |
S | --cm | --cm | --cm | --cm |
M | 45.5cm | 58cm | 64.5cm | 66cm |
L | 48cm | 60.5cm | 66.5cm | 66cm |
XL | 50.5cm | 63cm | 68.5cm | 67cm |