数々の傑作ワークウェアを生み出すフリーホイーラーズ。
次々と繰り出される至高のワークウェア達は、こだわりの生地や凝りに凝ったディテールの数々だけでなく、彼らの卓越したセンスにより上手くまとめ上げられ、そのどれもが何かオーラのようなものを放っている1着に仕上げられています。
その中でも絶大な支持を集めている“コンダクターシャツ”に、“1910年モデル”が加わりました。
ポルカドットやホワイトシャンブレーやインディゴチェックなどの長袖コンダクターシャツは一応“1913年モデル”という設定なので、こちらの方が若干古い年代のモデルという事になります。
ただ、ポケットのデザインから分かるように、半袖のコンダクターシャツを長袖にしたデザインで、基本的な作りやシルエットは通常の長袖コンダクターシャツ(1913年モデル)とほぼ同じです。
(ただし、生地の表情や縮み具合の差によるシルエットの違いはございます。)
生地はコットン100%の薄手のジャガード・ストライプのフリーホイーラーズ・オリジナルの生地を使用しています。
実際にヴィンテージのワークシャツで使われていた生地で、当時の生地の風合いを忠実に再現しています。
表面に若干の凹凸が有る軽くて涼しげな着心地で、秋の始まりの頃や春に適しています。
シルエットはやや細めで丈はやや長めになっており、裾のラウンドにより後ろ身頃に比べて前身頃の方が約2.5~3.5cm長く作られています。
このやや長めの着丈に最初抵抗が有った方もおそらく今はすっかりクセになってしまい、これぐらいの長さがないとダメになった方も多いと思いますし、古い時代のワークウェアが持つ雰囲気を出すにはこれぐらいの着丈が有った方がいいように思えます。
左ポケットは懐中時計用です。
前立てにはファブチェーンを通すホールも付いていますので、ここは是非、懐中時計とファブチェーンを手に入れて身に付けたいものです。
尚、左ポケットにはペン挿しも付いています。
こぶりな右ポケットは入り口部分に箱フラップと呼ばれるポケット口を包み込むようなポケットフラップが付いており、ボタン無しでも中に入れた物が外に出にくい構造になっています。
衿は小ぶりで、シングルステッチで縫ってあります。
裾のラインは絶妙なカーブを描いた形状をしており、裾の裏にはユニオンチケットも縫い付けられています。
前立ての裏には、カーキ色のコットンリネンのシャンブレー生地で当て布されています。 背中のヨーク部分には、あまり目立ちませんが細かいギャザー(プリーツ)が入れてあります。
カフスはラウンドした形状で、カフスの取り付け方も一筆書きの手法で縫われています。
ボタンは貝ボタンを使用しており、一番上とチンストラップを留めるボタンとカフスの上のボタンは、他のボタンに比べて小さい物を使用しています。
また各ステッチは、ピッチを細かく縫ってあったり、かなり細く縫い込まれている部分があったり、不効率かつ熟練を要する手法で縫われています。
このような凝った作りは気にも留まらないものなのかもしれませんし、多少手を抜いてでも値段を安くしてほしいという声も聞こえてきそうですが、全ての小さなパーツへのこだわりが一体となってこのワークシャツの雰囲気、世界観を出しているのでしょう。
この世界観を演出する為に、一切の妥協をしないフリーホイーラーズの頑なな姿勢が感じ取れます。
今迄ワークシャツというと、シャンブレー系だったり、2色くらいの色を使ったチェック柄やストライプ柄の物ばかりで、とかく単調なコーディネイトになりがちで、彩りというものがあまり有りませんでしたので、このような色合いのワークシャツを上手くコーディネイトに取る入れる事により、他のアイテムも今迄とはまた違った活かし方が出来ると思います。
尚“コンダクター”とはこの場合、鉄道の車掌さんの事を言います。
※メーカーでワンウォッシュ済みですが、まだ若干の縮みが生じると思われますので御了承下さい。
※着用画像は身長170cm、体重60kg、胸囲91cm、ウエスト82cmの体型の者が、15を着ています。
※着用画像で合わせているアイテムは、デリクマンのベージュ、(+コンダクターベストのインディゴウォバッシュ)、ウイリアムズバーグのブラックウォバッシュ、グリースモンキーのネイビーです。
※元価格¥22000(税抜)
■ サイズ表 ■ |
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肩幅 | 身幅 | 着丈 | 袖丈 | |
14(XS) | 40cm | 48.5cm | 68cm | 60.5cm |
15(S) | 42.5cm | 51.5cm | 70.5cm | 62cm |
16(M) | 45cm | 54.5cm | 72cm | 64cm |
17(L) | 47cm | 57.5cm | 74cm | 66cm |