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Yellowstone Coat

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Yellowstone Coat 

傑作と言えるアイテムを数々生み出しているフリーホイーラーズですが、意外と傑作とは気付かれていないアイテムも色々とあるように思えます。
その1つが、今回改めて御紹介させて頂く、‟イエローストーン・コート”です。
こちらは2011年に発売されましたが、発売当初はパラパラと売れたので不遇とまでは言いませんが、気品のある‟トレイルブレイザー・コート”や、完成された‟ナッソゥ・コート”など他のハンティングコート程の反響も華々しさもありませんでしたが、その武骨でよりクラッシックな雰囲気はまさに通好みのアイテムとも言えると思います。
このイエローストーンが新作展示会で発表された時、フリーホイーラーズの安井氏がひときわ力を込めて商品説明をし、その出来栄えに大満足されていたことが印象深かったのを今でも思い出しますが、このイエローストーンを身にまとえば、素朴なブラウンダックの質感と、所々生地に見えるブラックの糸、あまりに細かいピッチのステッチ、一見大雑把に見えるが計算し尽くされた絶妙な大きさと形状の各ポケット、ほぼ使うことのない小さなゲームコール・ポケット&大容量の前後のゲームポケット、断ち切り処理の生地の端部分、小さなショルダーパッチ、柔らかな肌触りのコットンモールスキンの袖口、小ぶりなコーデュロイ衿、少ない数のフロントボタン、フロント裾の大きなラウンド、クラッシックでありながら野暮ったいAラインシルエット、まだ洗練されてきていないこの時代特有の粗野な風貌などに、ターン・オブ・センチュリー、つまり1890年代終わり頃の時代の空気感と、博物館レベルのレトロな雰囲気がビシビシ伝わってき、我ながら気持ち悪いほど心の中でニマニマしてしまいます。





先日(2019年冬)に発売されたコーデュロイの‟ウォールデン・トラウザーズ”と合わせると、Aラインシルエット+極太シルエットによる全身のフォルム、それぞれの服の設定年代の一致、素材感など、相性抜群で、イエローストーン・コートとウォールデン・トラウザーズを身にまとうことにより、まさに‟ヘンリー・デイヴィッド・ソロー”の森での孤独を愉しむ生活へと妄想の世界へいざなわれます。
妄想とは言わず、たまには近所の森に入って世間とは隔絶された非日常を味わいたくもなりますが、いかんせんビビりで潔癖気味な私では到底叶わないでしょうから、せめてこのイエローストーンを着ることによって、ソローが過ごした時代と自然に思いを馳せるだけでも幸せな気分になれます。
また、ハンティングコートなので、ブリーチーズとの相性も良いと思います。


 
↑イエローストーン・コート(サイズ36)、シャヌートシャツ(非売品)、ウォールデン・トラウザーズ・オリーヴ、ローリングダブトリオ・ヴィンセント・ダーティーブラック

今回改めて御紹介させて頂いた‟イエローストーン・コート”。
あまり気にしていなかった旧作の傑作の素晴らしさを、再発見して頂くきっかけになれば幸いに存じます。

↓イエローストーン・コートのページはこちら
Yellowstone Coat  Tobacco Brown



 

2020-02-19 17:30:00

フリーホイーラーズ