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フリーホイーラーズ

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Freewheelers 506XX, S506XX

Freewheelers 506XX, S506XX



先日、S506XX(1944-45)モデルが入荷し、2023年10月9日現在、当店には、フリーホイーラーズのいわゆるファーストモデルのデニムジャケットが、(サイズは揃っておりませんが)4種類ございます。
なかなか4種類も揃うことはないので、折角なのでそれぞれのディテールの違いを見比べてみました。
尚、写真は4型共全てノンウォッシュモデルで、1922モデル、1933モデル、1944ー45モデルはサイズ38、1946-47モデルはサイズ40で撮影しております。
また、撮影日時は全て同じ時間帯で、同じ縮尺で撮影しております。



まずは衿です。
こうやって見比べると、1922モデルと1933モデルはワイドスプレッド型というのがよくお分かり頂けることと思います。
また、1946ー47モデルは、他の3型に比べて衿が小ぶりで、約1㎝近く衿の幅が細いです。



ポケットの形状の違いです。(1922モデルに関しては、フラッシャーを外せないのですみません。)
1922モデルはポケットの幅が一番広く、1944-45モデルは幅が細めで一番深いです。
また、ポケットの底の両端の縫製については1922モデルと1933モデルの商品紹介でも御説明しておりますが、1944-45モデルと1946-47モデルは三角状に折り返してあるのに対し、1922モデルと1933モデルは三角状の折り返しは無く、少し外側に向かってから縫い返してあります。
尚、1922モデルと1933モデルには赤タブは付いていません。






1933モデルと、1946-47モデルのフラップの形状と、フラップの裏の生地の違いです。
1933モデルは円みを帯びた形状のフラップで、1946-47モデルは少し角が有る形状です。
また、1933モデルの方が高さが長いです。(1㎝位違います。)
また、1933モデルはデニムが横向きなのに対し、1946-47モデルは縦向きです。
これは洗い込んでいくと見た目に差が生じてきます。
デニムが横向きのフラップは、縮みやねじれで変形しやすいので、洗いこんでいくと少し斜めに変形していくと思います。
また、デニムが縦向きのフラップは、洗いこんでいくとフラップが上にめくれていくと思います。

フラップの裏の生地は、両者共、本体とは異なるデニムを使用していますが、1946-47モデルに比べて1933モデルの方がライトなデニムを使用しています。

 

ボタンの違いです。
1922モデルは、塗装が無く、中央が少し膨らんだ約1.2㎝のブルズアイ・ボタンです。
1933モデルは、クリーム色の塗装が施された(少し剥げた加工)約1.2㎝のバニシングウエストの刻印ボタンです。
1944-45モデルは、塗装が無い、約1.7㎝の月桂樹刻印のドーナツ・ボタンです。
1946-47モデルは、塗装が無い、約1.7㎝のバニシングウエストの刻印ボタンです。
ボタンの大きさや、表情や、数で、全体の印象もだいぶ変わるので、重要なディテールだと思います。



フロントプリーツのカンヌキの違いです。
一目瞭然で1933モデルが一番細いです。(1933モデルは縦は2針で、その他は4針)
カンヌキのステッチの色に関しては、1922モデルと1933モデルは薄めの金茶で、1944ー45モデルはマスタードイエローで、1946-47モデルはバナナイエローです。




バックヨークの深さと、レザーパッチの縫い付け方の違いです。
バックヨークは、1922モデルは、他のモデルより約3~3.5㎝深いです。
レザーパッチの縫い付け方に関しては、1922モデルのみ他のモデルとは異なり、上からステッチが入ってきてレザーパッチを一周してから上に伸びています。
また、1922モデルは、レザーパッチの縫い付け位置が、他のモデルより低いです。



フロントヨークの深さと、フロントヨークからポケット上辺までの長さの違いです。
フロントヨークは、1922モデルと1933モデルは、1944-45モデルと1946-47モデルより、約1.5㎝深いです。

ポケットの位置は、1922モデルは言うまでもなく一番低いですが、他の3型に関しては、1933モデルが一番高く、1944-45モデルと1946-47モデルに関してはフラップが付いている分1946-47モデルの方が高い位置に見えますが、フラップを除くポケット本体の位置で計測すると、ほぼ同じぐらいの高さです。



バックルバックと、裾の帯の違いです。
バックルバックの形状は4型共ほぼ同じですが、バックルに関しては、1944-45モデルのみ黒塗りのバックルで、他の3型は黒塗りされておりません。
(尚、過去に入荷した1944-45モデルに関しては、黒塗りされていませんでした。)
ただし、1944-45モデルのウォッシュモデルに関しては、ウォッシュ加工により黒の塗装が剥げている場合がございます。
また、バックルバックの位置ですが、1933モデルが一番低く、1944-45モデルは一番高く、1922モデルと1946-47モデルはほぼ同じくらいの高さでした。

裾の帯に関しては、1922モデルが他の3型に比べて、少し細いです。



フロントの前立ての違いです。
フロントヨークから上のステッチが上に向かって広がっている物もあったり、左身頃との重なり方や、ステッチの幅がそれぞれ異なります。
また、フロントヨークから裾までの前立ての幅に関しては、1933モデルが一番広く、1922モデルと1946-47モデルは一番細く、1944-45モデルはその中間くらいでした。



ざっとこんな感じですが、この他にも、勿論デニムの違い(1922モデルと、1933モデルは同じデニム)や、シルエットの違いもございますし、ステッチのピッチの細かさの違い(1922モデルと1933モデルは細かい)や、ステッチの色や太さの違いや、1922モデルはカフスの切れ込みが他の3型よりも浅かったり、1922モデルのみリベットが叩いてあったり、色々と違いがございます。

ヴィンテージのファーストモデルは30年位の長きに亘って作られていましたが、ポケットが2個になるセカンドモデルの誕生まで何故そんなに時間が掛かったのか不思議でなりません。
ですが、長きに亘って作られていたからこそ、その時代時代の様々なディテールの変遷が見られるのが、今となっては楽しいものです。
レアで高価なヴィンテージを実際に手に入れて楽しむことは到底適いませんが、こうして様々な貴重なモデルを物の見事に復刻してくれるので、良い時代になったなーと思いますし、メーカーの努力と情熱には本当に頭が下がる思いが致します。
今回のブログが、皆様が色々なファーストモデルをお楽しみ頂くきっかけになれば幸いに思います。

 

2023-10-08 15:32:13

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Yellowstone Coat

Yellowstone Coat 

傑作と言えるアイテムを数々生み出しているフリーホイーラーズですが、意外と傑作とは気付かれていないアイテムも色々とあるように思えます。
その1つが、今回改めて御紹介させて頂く、‟イエローストーン・コート”です。
こちらは2011年に発売されましたが、発売当初はパラパラと売れたので不遇とまでは言いませんが、気品のある‟トレイルブレイザー・コート”や、完成された‟ナッソゥ・コート”など他のハンティングコート程の反響も華々しさもありませんでしたが、その武骨でよりクラッシックな雰囲気はまさに通好みのアイテムとも言えると思います。
このイエローストーンが新作展示会で発表された時、フリーホイーラーズの安井氏がひときわ力を込めて商品説明をし、その出来栄えに大満足されていたことが印象深かったのを今でも思い出しますが、このイエローストーンを身にまとえば、素朴なブラウンダックの質感と、所々生地に見えるブラックの糸、あまりに細かいピッチのステッチ、一見大雑把に見えるが計算し尽くされた絶妙な大きさと形状の各ポケット、ほぼ使うことのない小さなゲームコール・ポケット&大容量の前後のゲームポケット、断ち切り処理の生地の端部分、小さなショルダーパッチ、柔らかな肌触りのコットンモールスキンの袖口、小ぶりなコーデュロイ衿、少ない数のフロントボタン、フロント裾の大きなラウンド、クラッシックでありながら野暮ったいAラインシルエット、まだ洗練されてきていないこの時代特有の粗野な風貌などに、ターン・オブ・センチュリー、つまり1890年代終わり頃の時代の空気感と、博物館レベルのレトロな雰囲気がビシビシ伝わってき、我ながら気持ち悪いほど心の中でニマニマしてしまいます。





先日(2019年冬)に発売されたコーデュロイの‟ウォールデン・トラウザーズ”と合わせると、Aラインシルエット+極太シルエットによる全身のフォルム、それぞれの服の設定年代の一致、素材感など、相性抜群で、イエローストーン・コートとウォールデン・トラウザーズを身にまとうことにより、まさに‟ヘンリー・デイヴィッド・ソロー”の森での孤独を愉しむ生活へと妄想の世界へいざなわれます。
妄想とは言わず、たまには近所の森に入って世間とは隔絶された非日常を味わいたくもなりますが、いかんせんビビりで潔癖気味な私では到底叶わないでしょうから、せめてこのイエローストーンを着ることによって、ソローが過ごした時代と自然に思いを馳せるだけでも幸せな気分になれます。
また、ハンティングコートなので、ブリーチーズとの相性も良いと思います。


 
↑イエローストーン・コート(サイズ36)、シャヌートシャツ(非売品)、ウォールデン・トラウザーズ・オリーヴ、ローリングダブトリオ・ヴィンセント・ダーティーブラック

今回改めて御紹介させて頂いた‟イエローストーン・コート”。
あまり気にしていなかった旧作の傑作の素晴らしさを、再発見して頂くきっかけになれば幸いに存じます。

↓イエローストーン・コートのページはこちら
Yellowstone Coat  Tobacco Brown



 

2020-02-19 17:30:00

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