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Freewheelers 506XX, S506XX

Freewheelers 506XX, S506XX



先日、S506XX(1944-45)モデルが入荷し、2023年10月9日現在、当店には、フリーホイーラーズのいわゆるファーストモデルのデニムジャケットが、(サイズは揃っておりませんが)4種類ございます。
なかなか4種類も揃うことはないので、折角なのでそれぞれのディテールの違いを見比べてみました。
尚、写真は4型共全てノンウォッシュモデルで、1922モデル、1933モデル、1944ー45モデルはサイズ38、1946-47モデルはサイズ40で撮影しております。
また、撮影日時は全て同じ時間帯で、同じ縮尺で撮影しております。



まずは衿です。
こうやって見比べると、1922モデルと1933モデルはワイドスプレッド型というのがよくお分かり頂けることと思います。
また、1946ー47モデルは、他の3型に比べて衿が小ぶりで、約1㎝近く衿の幅が細いです。



ポケットの形状の違いです。(1922モデルに関しては、フラッシャーを外せないのですみません。)
1922モデルはポケットの幅が一番広く、1944-45モデルは幅が細めで一番深いです。
また、ポケットの底の両端の縫製については1922モデルと1933モデルの商品紹介でも御説明しておりますが、1944-45モデルと1946-47モデルは三角状に折り返してあるのに対し、1922モデルと1933モデルは三角状の折り返しは無く、少し外側に向かってから縫い返してあります。
尚、1922モデルと1933モデルには赤タブは付いていません。






1933モデルと、1946-47モデルのフラップの形状と、フラップの裏の生地の違いです。
1933モデルは円みを帯びた形状のフラップで、1946-47モデルは少し角が有る形状です。
また、1933モデルの方が高さが長いです。(1㎝位違います。)
また、1933モデルはデニムが横向きなのに対し、1946-47モデルは縦向きです。
これは洗い込んでいくと見た目に差が生じてきます。
デニムが横向きのフラップは、縮みやねじれで変形しやすいので、洗いこんでいくと少し斜めに変形していくと思います。
また、デニムが縦向きのフラップは、洗いこんでいくとフラップが上にめくれていくと思います。

フラップの裏の生地は、両者共、本体とは異なるデニムを使用していますが、1946-47モデルに比べて1933モデルの方がライトなデニムを使用しています。

 

ボタンの違いです。
1922モデルは、塗装が無く、中央が少し膨らんだ約1.2㎝のブルズアイ・ボタンです。
1933モデルは、クリーム色の塗装が施された(少し剥げた加工)約1.2㎝のバニシングウエストの刻印ボタンです。
1944-45モデルは、塗装が無い、約1.7㎝の月桂樹刻印のドーナツ・ボタンです。
1946-47モデルは、塗装が無い、約1.7㎝のバニシングウエストの刻印ボタンです。
ボタンの大きさや、表情や、数で、全体の印象もだいぶ変わるので、重要なディテールだと思います。



フロントプリーツのカンヌキの違いです。
一目瞭然で1933モデルが一番細いです。(1933モデルは縦は2針で、その他は4針)
カンヌキのステッチの色に関しては、1922モデルと1933モデルは薄めの金茶で、1944ー45モデルはマスタードイエローで、1946-47モデルはバナナイエローです。




バックヨークの深さと、レザーパッチの縫い付け方の違いです。
バックヨークは、1922モデルは、他のモデルより約3~3.5㎝深いです。
レザーパッチの縫い付け方に関しては、1922モデルのみ他のモデルとは異なり、上からステッチが入ってきてレザーパッチを一周してから上に伸びています。
また、1922モデルは、レザーパッチの縫い付け位置が、他のモデルより低いです。



フロントヨークの深さと、フロントヨークからポケット上辺までの長さの違いです。
フロントヨークは、1922モデルと1933モデルは、1944-45モデルと1946-47モデルより、約1.5㎝深いです。

ポケットの位置は、1922モデルは言うまでもなく一番低いですが、他の3型に関しては、1933モデルが一番高く、1944-45モデルと1946-47モデルに関してはフラップが付いている分1946-47モデルの方が高い位置に見えますが、フラップを除くポケット本体の位置で計測すると、ほぼ同じぐらいの高さです。



バックルバックと、裾の帯の違いです。
バックルバックの形状は4型共ほぼ同じですが、バックルに関しては、1944-45モデルのみ黒塗りのバックルで、他の3型は黒塗りされておりません。
(尚、過去に入荷した1944-45モデルに関しては、黒塗りされていませんでした。)
ただし、1944-45モデルのウォッシュモデルに関しては、ウォッシュ加工により黒の塗装が剥げている場合がございます。
また、バックルバックの位置ですが、1933モデルが一番低く、1944-45モデルは一番高く、1922モデルと1946-47モデルはほぼ同じくらいの高さでした。

裾の帯に関しては、1922モデルが他の3型に比べて、少し細いです。



フロントの前立ての違いです。
フロントヨークから上のステッチが上に向かって広がっている物もあったり、左身頃との重なり方や、ステッチの幅がそれぞれ異なります。
また、フロントヨークから裾までの前立ての幅に関しては、1933モデルが一番広く、1922モデルと1946-47モデルは一番細く、1944-45モデルはその中間くらいでした。



ざっとこんな感じですが、この他にも、勿論デニムの違い(1922モデルと、1933モデルは同じデニム)や、シルエットの違いもございますし、ステッチのピッチの細かさの違い(1922モデルと1933モデルは細かい)や、ステッチの色や太さの違いや、1922モデルはカフスの切れ込みが他の3型よりも浅かったり、1922モデルのみリベットが叩いてあったり、色々と違いがございます。

ヴィンテージのファーストモデルは30年位の長きに亘って作られていましたが、ポケットが2個になるセカンドモデルの誕生まで何故そんなに時間が掛かったのか不思議でなりません。
ですが、長きに亘って作られていたからこそ、その時代時代の様々なディテールの変遷が見られるのが、今となっては楽しいものです。
レアで高価なヴィンテージを実際に手に入れて楽しむことは到底適いませんが、こうして様々な貴重なモデルを物の見事に復刻してくれるので、良い時代になったなーと思いますし、メーカーの努力と情熱には本当に頭が下がる思いが致します。
今回のブログが、皆様が色々なファーストモデルをお楽しみ頂くきっかけになれば幸いに思います。

 

2023-10-08 15:32:13

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Explorer Jacket

Explorer Jacket

大変久しぶりのブログ更新となってしまい、誠に申し訳ございません。
先日入荷したエクスプローラーを見ていたら、あまりにカッコよく、無性にコーディネイト例を御紹介したくなりまして、2例撮影してみました。
テーマは大人の休日のアウトドア・スタイルって感じです。




↑ こちらは、冬のコーディネイト例です。
合わせているアイテムは、トレイルブレイザーセーターのグレインドウッドブラウンと、ランバージャックトラウザーズのフォレストグリーンと、ローリングダブトリオのグリフィン8.5のホースバットブラウンです。
商品紹介の着用画像では他のアイテムや他のカラーで撮影していますが、ニットやコーデュロイとの相性も抜群です。
ブーツもゴツいフォルムの物ではなく、大人っぽい上品なフォルムの物との相性がかなり良く思えます。





↑ こちらは、春や、秋口のコーディネイト例です。
合わせているアイテムは、スモーキーベアハットのブラウンと、モントークシャツのオリーヴと、601XX1951モデル(私物のユーズド品)と、ローリングダブトリオのグリフィンエンジニアのホースバットブラウンです。
自然に色落ちしたデニムとの相性もとても良いのでこの例を考えてみました。
また、シャツやハットもアウトドア系のアイテムで揃えて、あえてコテコテにしてみました。
ブーツに関しては、こちらの例も上品なフォルムのグリフィンエンジニアにしてみました。

他にも、ネルシャツや、アウトドア系のベストや、ダックのパンツや、ブリーチーズなど、合わせてみたいアイテムは数多くあります。
お手持ちのアイテムとにらめっこしながら、色々妄想してみてはいかがでしょうか。
きっと、素敵な休日を過ごす御自身の姿が目に浮かんでくることと思われます。


 

2023-10-06 14:55:15

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M1951 Field Coat

M1951 Field Coat

当店は、店頭販売よりも通販の方が比率が高いです。
ですが、一部の商品で、通販ではあまり売れておらず、店頭でばかり売れている物がございます。
そういった物は、ホームページの画面上ではあまりインパクトは無いけれど、実際に現物を見て着て頂いて、その質感と使い勝手の良さに御納得頂けているからだと思います。
事実、そのような商品をお買い上げ頂いたお客様は、後日御来店頂いた際に、「買って良かったー。 こればかり着ちゃうよ。 」 と、お喜びのお言葉を頂戴することが多いです。
そのような商品がまさに、バーンストーマーズの‟M1951・フィールドコート”です。
また、実は私自身も着る頻度が一番高いアウターもこのM1951で、毎日の自動車通勤に大変重宝しております。
天気が良い日は勿論ですが、突然の雨や雪が降っても、フードを被れば傘要らずですし、表面をパンパンと叩けば、簡単に雨も雪も払えます。

シーズン的にも、秋の中頃から、春の初めまでずっと着れます。
身幅にゆとりがあり、身動きもしやすいので、中に厚手の物も着込めますので、真冬は中にサーマルとウールシャツとビーチクロスベストやセーターを着れば十分暖かいので、仕上げにこのM1951をガバっと羽織れば、風雨も遮断して中を保温してくれるので、寒がりな私でも十分です。

一応同時期に発売されたアルパカ・ライニングも所有しておりますが、このM1951のインナーに取り付けることは無いですし、中に着ることもまずありません。
(一度、雪がひどく降った時にアルパカ・ライニングの上から着たことがございますが、ダウンコートのようにパンパンになりました。)

ちなみに、秋はインナーにネルシャツ、春は薄手のシャンブレーシャツなどを着ます。




何度も洗っているので、ステッチ部分にパッカリングが出てイイ感じです。
フードは、肩でヒラヒラするのが気になったので、手芸店で買ってきたナットボタンを縫い付けて留めています。(フードを被る際も支障はありません。)
また、洗濯により、タグの印刷は、かすれています。




あと、下ろしてしばらくしてから御来店頂いたお客様に教えてもらったのですが、このM1951のフードに付いているタグのイラストが、3パターンもあります。
それまで全く気付きませんでした。
こんなが遊び心がまたバーンストーマーズ(現ボーズグラッドラグス)っぽいですね。
しかも気付くまで教えてくれないところが憎い。





今更ながら隠れた名品と言いますか、身をもってお勧め出来るアウターです。
とても使い勝手が良いので、道具美に似た魅力を感じて御愛用頂けることと思います。

↓M1951・フィールドコートはこちらです。
バーンストーマーズ Alaska Territory Musher's Field Coat Type M-1951


 
 

2021-02-05 19:25:38

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Across The Borderline

Across The Borderline

たしか20年ちょっと前だっと思いますが、大好きなウィリー・ネルソンの曲"Across the Borderline"(原曲は、ライ・クーダー)を、スライドギターのインストにアレンジ出来ないかと思い、1音1音探り探りしながらなんとか形になった曲です。
弾いていて音色が心地良いのでちょくちょく弾いていますが、情けないかな、腕は上達していません。
"Across the Borderline"という題名だけでも様々な想像を掻き立てられ、ちょっとこみ上げるものがございますが、今のこの困難な状況において、このインスト曲を聴いて頂いた皆様に色々な思いを馳せて頂ければと思い、つたないギター演奏ではございますがYouTubeにアップさせて頂きました。
緊張と未熟さ故、余計な音も入ってしまい、所々お聴き苦しい部分もございますが、宜しければ御覧下さいませ。
(スマホやパソコンで聴いて頂くより、テレビで聴いて頂いた方が耳障りな音が少ない生音に近い音で、まだマシだと思います。)


National 1931 Style O "Across The Borderline"

2021-01-14 17:37:22

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降臨

降臨







9月18日は彼の命日で、今年は50回忌になります。
彼の生み出したサウンドは、今でも全く色褪せません。




 

2020-09-18 16:10:00

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梅雨を快適に過ごす。

梅雨を快適に過ごす。

じめじめと、うっとうしい梅雨が続いておりますね。
洗濯物は部屋干しでスッキリ乾かず、折角買ったお気に入りの服でも、洗い立てをいざ身に着けてみると、じっとりした肌触りや生乾き臭に、一気に気持ちが萎えてしまうってことも多いはず。
そんな梅雨ならではの悩みを解消し、快適に過ごすアイテムを御紹介させて頂きます。

BO’s GLAD RAGS Poly-mesh Campground Tee




まずは、ボーズグラッドラグスのポリメッシュ・キャンプグラウンド・Tシャツシリーズです。
ポリエステル100%なので、常にサラサラな肌触りを保ち、肌にまとわりつくようなことはありません。
汗は勿論ですが、洗濯してもすぐに完全に乾くので、快適ですし、コットンTシャツ特有のイヤーな生乾きの臭いもありません。
一応短所も申し上げますと、1日の終わりに近づいてきますと、胸やお腹などの肌を直接手で触れてみると肌の表面がペタペタします。
おそらくこの生地は、汗に含まれる塩分や油分を吸い込まないと思われますので、それらの成分がそのまま肌に残るのではと思われます。
とは言っても、肌がペタペタしてきても、Tシャツの生地は肌に貼り付かず、サラサラした快適な着心地は変わりません。
ロンTも意外と便利で、梅雨でもちょっと肌寒い日や、冷房が効いた環境ですと、腕がスースーせず、快適性を保ってくれます。
梅雨は勿論ですが、真夏もその威力を発揮します。
あまりに快適なので、ハマってしまう方も多いTシャツです。
梅雨にはついついこればかり着てしまうことになるかもしれませんが、一度お試し頂くことをお勧め致します。

ボーズグラッドラグスのポリメッシュ・キャンプグラウンド・Tシャツ・シリーズはこちら



FEARLESS OVERALLS



コットン・ヘリンボン・ワイド・ストライプ・ツイルを使用した、‟フィアレス・オーバーオールズ”です。
コットン100%なのに、不思議と常にカサカサしたドライタッチをキープしている生地で、常に足の肌触りはサラッサラです。
生地自体も薄めなので、汗をかいてもすぐに乾きますし、肌にまとわりつくこともありません。
あまりに肌触りと通気性が良いので、リネンが結構含まれている生地なのではと思ってしまうぐらいです。
シルエットはワークパンツにしてはやや細めのスッキリしたシルエットですが、このシルエットが快適な穿き心地にほとんど悪影響を及ぼしていないと思います。
このパンツ本来のスッキリしたシルエットで涼しげで小ぎれいな雰囲気でジャストサイズを穿いてもいいですし、ワーク臭い野暮ったい雰囲気とより快適性を求めて、あえてワンサイズ大きめで穿くのもアリだと思います。
今迄色々なパンツを穿いてきましたが、リネン素材以外でこれだけ快適な夏向きのパンツは初めてです。
また、太幅ヘリンボンの生地の表情もワンランク上の雰囲気を醸し出していますし、ネイビー×ベージュ(濃い方)は合わせやすくて万能な色ですし、ナチュラル×ブラウン(淡い方)はより夏らしい涼しげな着こなしにお使い頂けると思います。
梅雨は勿論、真夏でも、大活躍してくれるパンツだと思います。  
きっとハマると思います。

フリーホイーラーズのフィアレス・オーバーオールズはこちら



GURKHA TROUSERS



コットン86%、リネン14%のツイルを使用した、‟グルカ・トラウザーズ”です。
リネン14%という低めの比率のわりに、リネンの特性である、サラサラした肌触りや光沢感が強く感じられる涼しい生地です。
生地自体とても薄いので、まるでナイロンのようなシャカシャカした肌触りで、肌にまとわりつくこともありません。
また、シルエットも太めで、ツータックによりヒップ周りにゆとりがあるので、開放的な穿き心地で、梅雨は勿論、真夏でも快適です。
裾は無造作にロールアップしてもいいですし、あえて丈を結構短めにカットして、より軽快な雰囲気と快適性を求めてもいいと思います。
レザーなどのベルトが要らないのも軽快な一因ですが、脱ぎ穿きの際は両サイドのベルトを外したり締めたりしなければいけないので、慣れないと少々面倒ですが、穿いてしまうとこの快適さはヤミツキになります。
勿論、基本的に同じ作りで同素材を使用した、‟グルカ・ショーツ”も真夏にお勧めです。

フリーホイーラーズのグルカ・トラウザーズはこちら


フリーホイーラーズのグルカ・ショーツはこちら

これらのアイテムで、不快な梅雨を快適に気分良くお過ごし頂ければと思います。


 

2020-07-19 14:48:33

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Richard Brautigan

Richard Brautigan 

3月にボーズグラッドラグスの夏物新作展示会に行った時のことですが、数々の魅力的な新作の中に、個人的に「おっ!」と思ったのが、アメリカの詩人、小説家の‟リチャード・ブローティガン”ネタのTシャツでした。
そして久しぶりに彼の著作、
‟アメリカの鱒釣り”を引っ張り出してきて再読したのですが、初めて読んだ時と同じ印象で、やっぱり訳が分からない。けど面白い。
続いて彼の著作‟芝生の復讐”
も引っ張り出してきて、再読するに至っています。

私は本の作家さんとかあまり知らないのですが、本を選ぶ基準は、本屋さんでまずタイトル名に集中します。
なんとなく心に引っ掛かったタイトルの本を見つけたら、次に表紙を見て、表紙の印象が悪くなければ、作家のプロフィールを参考にして、それからパラパラっとページをめくって、あまり読むのが難解ではないようだったら、大抵購入します。
‟リチャード・ブローティガン”のことは全く知らなかったのですが、何年か前の夏のとある日、本屋さんで‟アメリカの鱒釣り”という魅力的だけどなんかちょっと不思議なタイトルの本に目が留まって、まずそのタイトルから映画‟リバーランズ・スルー・イット”ような川と釣り人の美しい光景が目に浮かびました。
しかもアメリカの作家さんだし、期待は膨らみました。
表紙を見たら、「あれ?なんかちょっと想像と違うぞ?でも多分タイトルとは全く関係無さげなこの写真の人物がこの作家さんの写真なんだろう。」と思い、プロフィールを見たら、このように書いてありました。
‟1935年ワシントン州タコマ生まれ。’56年、ケルアック、ギンズバーグらビート・ジェネレーションの作家が集うサンフランシスコへ。だが彼らとは一線を画し、7年におよぶ詩作の時間を過ごす・・・(略)・・・ブローティガンは一躍カウンターカルチャーのイコン的存在となる。・・・(略)・・・’84年ピストル自殺。”と。
‟アメリカの鱒釣り”が刊行されたのが1967年というまさにフラワームーヴメントの幕開けの年だし、かつカウンターカルチャーのイコン的存在というのも大いに興味をそそるし、ビートジェネレーション作家とは一線を画す、というのがかなり気になります。
ってことで即購入。
いざ読んでみたら、読みやすい文章なのに、なんだか訳が分からない。
途中で意味を知ろうとすること自体が無駄に思えて、とにかく流れるように読み進めていくと、具体的な内容も頭に残らない不可思議な物語なのに、比喩表現や言い回しが面白くて、所々笑え、読み終えた頃には何故か心地良さがうっすら残り、気が付けばすっかり彼に惹かれていました。
その後、立て続けに彼著作の他の本、‟西瓜糖の日々”と、‟芝生の復讐”も読み、お気に入りの作家さんの一人になっていました。




特にお勧めという本ではありませんが、どれもページ数の少ない本ばかりなので、気が向いたら試しにどれか1冊手に取ってみて下さい。
こんな変な文学があるんだと、ちょっと世界が広がるかもしれません。
(きっと「なんじゃこれ。」と思うでしょうが、御勘弁を。)
そして、近々入荷予定のボーズグラッドラグスの新作Tシャツに御期待下さい。

 

2020-05-10 17:29:00

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Jerkin & Native Symbol Buttons

Jerkin & Native Symbol Buttons

待望のジャーキンが入荷しましたね。
前回リリースされた時にはすぐに完売してしまった為、私も含めて手に入れることが出来ず、悔しい思いをした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さて、かねてからジャーキンが入荷したら是非試してみたいことがありまして、もしバーンストーマーズのカッパー(銅)のネイティヴ・シンボル・ボタンが、ジャーキンのボタンホールをくぐらせることが出来れば、自分のジャーキンに付けたい、と思っておりましたので、試してみましたら、ちょうどギリギリ、ボタンホールをくぐらせることが出来ました。
あとはルードブラックにするか、タタンカブラウンにするか、ですが、これまた選ぶのが難しい。

ボタンをボタンホールの上に置いてみましたので、以下の写真を御覧下さい。




Rude Black

やっぱりカッパーボタンがよく映えるルードブラックにしようかなー。

Tatanka Brown

でもタタンカブラウンにカッパーボタンとの組み合わせも渋くて捨て難い。

ボタンの相性は勿論ですが、どちらのレザーもとても良い雰囲気なのでしばらく悩みそうです。


もし既にジャーキンをお持ちの方は、こんなカスタムを楽しんでみてはいかがでしょうか。
更に愛着が増す1着になると思います。

バーンストーマーズのカッパーボタンのページはこちらです。↓
Barnstormers Bo Bindlestiff&Brothers Full Dress Native Symbol Buttons Copper

フリーホイーラーズのジャーキンのルードブラックのページはこちらです。↓
Freewheelers Jerkin Leather Vest Rude Black

フリーホイーラーズのジャーキンのタタンカブラウンのページはこちらです。↓
Freewheelers Jerkin Leather Vest Tatanka Brown

 

2020-05-04 13:10:00

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Rod Buster Work Coat Custom、Baseball Shirts Custom

Rod Buster Work Coat Custom、Baseball Shirts Custom

ロッドバスター・ワークコートと、ベースボールシャツにこんなカスタムを施してみました。
手間暇を掛けて、なかなか素敵に仕上がったので、当初は自分用にするつもりだったのですが、試しに販売してみることにしました。

ロッドバスター・ワークコート・カスタム サイズ38






右裾にはインディゴウォバッシュ・ツイルのポケットを付けてみました。
過去に販売してきたインディゴウォバッシュのパンツの切れ端を使っているのですが、こんなに大きな生地が残ることはまずないので、かなり貴重だと思います。
ステッチには綿糸を使用していますが、工場で縫うようにはキレイに縫えていないので、手作り感をお楽しみ頂ければと思います。




両袖には、ブラック・ダブルスクエアウォバッシュ・ツイルでエルボーパッチを縫い付けてみました。
この生地もかなり貴重ですが、この大きさを確保する為に、元々残っていたパンツの裾のステッチをほどいてこの大きさを確保しているので、ミシン目の跡が残っているので御了承下さいませ。
また、袖の中にはミシンは通らないので、手縫いで縫い付けてあります。
時間の掛かるかなり面倒な作業で、指を針で数回刺していますが、血は出なかったので御安心下さいませ。
また、糸は2本で縫ってありますのでステッチが太く見え、見た目にもアクセントになっていると思います。
ステッチのピッチが同間隔でなかったり、真っ直ぐでないのは、手縫いならではの味だと思って頂ければと思います。

カスタムを施した後、当店で1回水洗いを施してあり、本体にもパッカリングが生じて、よりイイ感じになっていると思います。
更に洗いこんでいくと、デニムとインディゴウォバッシュとブラックダブルスクエアウォバッシュの色落ち感をお楽しみ頂けると思います。
サイズは38で、お値段は商品代¥40700プラス¥2750で、¥43450(税込)になります。
御注文方法につきましては、お手数ですが下記宛にメール下さいませ。

info@genco-clothing.com

※販売期間は5月30日(土)までとさせて頂きます。
※残りの生地の都合上、あと1着は製作出来ると思いますので、他サイズ(36、40、42)を御希望の際はお手数ですが、下記宛にメール下さいませ。

info@genco-clothing.com


ベースボールシャツ・カスタム サイズ15





インディゴウォバッシュ・ツイルを‟B”の形に切り、縫い付けてみました。
シャツ本体とインディゴウォバッシュとの色の相性も良く、本体の縦のストライプとインディゴウォバッシュの横のストライプとのバランスも良く、満足いく仕上がりだと思います。
インディゴウォバッシュ・ツイルは切りっぱなしなので、生地の端の部分がボサボサにほどけていますが、これも狙いです。(当店で1回、水洗いを施しています。)
洗いこんでいくと、インディゴウォバッシュ・ツイルの色落ちによる経年変化もお楽しみ頂けることと思います。
何故‟B”にしたかと言いますと、"Braves"や、"Buffaloes"や、"Brewers"や、"Blue Jays"や、"Bay Stars"など、‟B”を頭文字にした野球チームは数多くありますが、なんとなく‟B”のフォルムと、‟ビー”の響きと、
‟B”的な感じがいいなーと思ったからだけで、大した意味はございません。

サイズは15のみで、お値段は商品代¥19800プラス¥1100で、¥20900(税込)になります。
御注文方法につきましては、お手数ですが下記宛にメール下さいませ。

info@genco-clothing.com

※販売期間は6月30日(火)までとさせて頂きます。

コロナの影響でヒマつぶしに取り掛かった今回のカスタムですが、このような状況だからこそ、こんな遊び心も大事なんじゃないかなーと思います。
また何か素敵なアイデアが思いつたら製作します。


 

2020-04-10 15:00:00

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2020年3月12日のジェンコ

2020年3月12日のジェンコ

ヒマなので今日の私の格好を御紹介させて頂きました。
日中は暖かく、夜は肌寒いこの季節。
御参考になれば幸いです。







それぞれのアイテムと商品の御紹介ページは下記になります。

・Yellowstone Tobacco Brown size36
https://www.genco-clothing.com/item/1121002-BR/

・Avedon Vest Bordeaux size36(サイズ36は、最近ちょっとキツい。)
全サイズ完売しております。

・Highballer Shirts Green Check size15
https://www.genco-clothing.com/item/1923003-GR/

・Cavalryman Breeches Charcoal size30
https://www.genco-clothing.com/item/1822005-CC/

 

2020-03-12 16:00:00

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